このときの実際の開催日は帝国馬匹協会昭和10年発行「地方競馬彙報第32号」によるとは昭和9年9月
15、16、20、22の4日間競馬でした。それでは14日日付がなぜあるのか、その理由を推測しました。

  14日付けのものは山梨県在住の方から入手したものですが、山梨県在住の方が岡崎郵便局に郵便で
  押印依頼したため、開催に関係なく本局で押印して返送されたものと推測します。
  地元の人々は競馬場内の臨時郵便局で15日付け印しか入手できなかったのに遠方から郵便で依頼した
  人だけが14日付け印を入手できたと妄想に近い推測。

15日付のものが一番多く存在していること、地元岡崎逓友謄写趣味会発行の絵はがきも「15日」以降の
日付しか残っていないことからもこの推測はあたっていると思います。
ほかにも川越競馬などで同じように開催予定初日が延期されたのに小型印は当初予定の日付印が残って
いるものがあります。
 

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(1) 小型印(戦前)、(2)紫色日付印

紫色日付印 岡崎競馬第2回開催記念 昭和6年11月23日(初日21日)

中央競馬50周年記念切手貼付の中京競馬場第1種定型封筒
    消印 : 愛知緑郵便局 平成16..7.16

(地方競馬全国協会昭和49年刊行の「地方競馬史」及び平成13年刊行のパンフレットから複写 )



                            

昭和9年9月14日(金)〜17日(月)予定の岡崎競馬の小型印

9.9.15

9.9.16、18,あるいは15?

9.9.20

9.9.22

岡崎競馬は質量ともに特筆すべき競馬の郵趣品のある競馬場です。競馬の記念印である「紫色日付印」、
「小型記念印」のいずれも第1号は岡崎競馬です。またその使用回数もいずれも最多です。
これは推測ですが岡崎市の逓友謄写趣味会の働きかけによるものだろうと思います。重複しますがここに
同会作成の絵はがきをまとめて掲載します。

紫色日付印 岡崎競馬第1回開催記念 昭和6年10月9日

小型印 岡崎競馬大会記念 昭和9年9月15日(実初日)

小型印 岡崎競馬大会記念 昭和9年9月15日(実初日)

招待券付き案内状のはがきに小型記念印を押印したもので
逓友謄写趣味会作成のものではありませんがおそらく同会
関係者が押印依頼作成したものと推察して併せて掲載

小型印  岡崎競馬大会記念 昭和10年3月25日

          

岡崎競馬大会記念          岡崎競馬大会記念             岡崎競馬大会記念
昭和10.10.3〜(4日間)      昭和11.4.12〜(4日間)     昭和11.5.21〜(4日間)

10.10.3及び11.4.12の日付は未入手だが雨天順延で存在しない可能性が高い


       

       岡崎競馬大会記念          秋季競馬大会記念        京都競馬倶楽部臨時競馬会記念
  昭和12.5.20〜(4日間)       昭和12.10.1〜(4日間)      昭和11.3.14〜22(5日間)

         

紫色日付印

岡崎  逓友謄写趣味会作成の絵はがき

      

(18)競馬場

中京競馬場

9.9.14

参照  (1) 小型印(戦前)、(2)紫色日付印