奈良競馬場
奈良県生駒郡都跡村字横領(現 奈良市)
奈良競馬場沿革
昭和4年10月20日 奈良土地興業株式会社が競馬場設置、奈良県馬匹組合が借り受け初開催(3日間)
昭和13年まで開催
昭和14年 軍馬資源保護法公布に伴い鍛練馬競走実施
昭和21年 地方競馬法公布とともに再開、昭和23年7月までに6回36日間開催
昭和23年7月 新競馬法公布とともに奈良県が引き継ぎ、昭和25年まで開催、廃止、跡地は奈良競輪場に転用
奈良県(奈良競馬場)での地方競馬主催者(昭和23年7月新競馬法公布後)
奈良県 昭和23〜25年度開催
奈良競馬場(尼ヶ辻競馬場、秋篠競馬場)について
(奈良県在住の方からの情報 2018.7.3)
競馬場があったのは、現在の平城宮跡歴史公園(奈良市二条大路南4丁目1)のあるブロックと、その南側の積水化学工業(奈良市三条大路4丁目1-1)を
含むブロック、及び両者の西側を少し含む一帯だということですが、厳密な地図は残っていません。
現地は、昭和15年(1940)までは「生駒郡都跡(みあと)村大字横領(よこりょう)」、昭和15年に奈良市に編入されてからは「奈良市横領町」となりましたが、
昭和54年以降に一帯の住居表示が進み、現在では横領町という町名そのものがほぼ消滅(元競馬場からはかなり離れた所にごく一部分を残すのみ)、
上記のような町名になっています。
昭和4年(1929)10月19日 生駒郡都跡村尼ヶ辻競馬場(約20,000坪)で第一回奈良地方競馬を開始した。 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1073422/354
(注.上記奈良競馬場沿革の日付20日と1日違いますが、それぞれそのまま掲載。)
昭和13年 尼ヶ辻競馬場は規模も小さく、当時は交通の便も良くないため廃止
昭和14年12月 平城村秋篠(現在の奈良市秋篠町、競馬場は山陵町にまたがる)に移転、再開。
昭和18,19年 競馬場倉庫は大阪軍管区師団が使用
昭和21年9月 戦時中、中止していた平城京秋篠の奈良競馬が再開された。
昭和23年7月31日 従来馬匹改良のため、県馬匹連合会による競馬が行われてきたが、新競馬法の施行により民営奈良地方競馬を廃し、県営に移した。
昭和24年1月10日 秋篠競馬場で第二回県営競馬が開催(18日まで)された。この回から1等1万円の景品付入場券を発行した。
昭和25年5月19日 秋篠競馬場に併設した県営競輪場で第1回競輪が開催された。(昭和25年2月着工、5月18日竣工)
秋篠競馬場の当時のコースはほぼそのまま道路となっており、現在の競輪場は、競馬場時代のパドックに当たる場所だと聞いたことがあります。
案内状
昭和10年3月8〜11日
奈良春日神社・絵はがき
春日神社の競べ馬は毎年12月17、18日行われた。
帝国馬匹協会 昭和13年頃作成 「全国地方競馬場写真帖」
平面図( 走路 1000m)
入場門 投票所
スタンド 走路
全景