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                                       紀三井寺競馬場 
                                   和歌山県和歌山市紀三井寺大輪811

             紀三井寺競馬場 沿革

              紀三井寺競馬は、明治41年(1908)頃に有志により紀三井寺町の塩田跡地に競馬場を設置して和歌山県愛馬会主催で
             行われたのが始まりで、大正15年(1926)には
和歌山県畜産組合連合会に移管、昭和2年には地方競馬規則による競馬が
             昭和13年(1938)まで行われた。
             
戦後、昭和23年から再開、和歌山県及び和歌山市新宮市などがそれぞれ開催したが、昭和47年以降廃止される昭和63
             年3月までの主催者は
和歌山県と和歌山市であった。      

              明治41(1908)年頃      和歌山県愛馬会が紀三井寺町の塩田跡地で初開催
              大正15(1926)年10月15日 和歌山県畜産組合連合会に移管
              昭和2年10月15日        地方競馬規則による競馬を初開催、昭和13年まで開催
              昭和14年             軍馬資源保護法公布により閉鎖 
              昭和23年3月3日         和歌山県馬匹組合連合会主催で和歌山畜産振興株式会社が建設した競馬場で戦後初開催
              昭和23年10月17日       新競馬法下で和歌山県初開催
              昭和23年12月4日        和歌山市が初開催。このほか新宮市、海南市、田辺市昭和24年以降単独開催
              昭和26年1月4日         海南市田辺市競馬事務組合設立、昭和29年度まで開催
              昭和30年1月14日        御坊市が加わり海南市田辺市御坊市競馬事務組合と名称変更、昭和42年度まで開催
              昭和63年2月29日        和歌山市最終開催
              昭和63年3月28日        和歌山県最終開催。廃止(昭和63年8月4日 競馬場指定の取り消し)
            


                                
和歌山県公営競技事務所 第1種定形封筒

                   第1種定形郵便料金  25gまで        15円 (昭和41.7.1 〜 47.1.31)
                                          20円 (昭和47.2.1 〜 51.1.24)
                                          50円 (昭和51.1.25 〜 56.1.19)
                                          60円 (昭和56.1.20 〜 平成元.3.31)
 
                     

              
      和歌山局 昭和46.2.17付消印   和歌山局 昭和47.1.6付消印    和歌山局 昭和47.2.16付消印     和歌山局 昭和54.12.13付消印                


               
     和歌山南局 昭和51.6.17付消印   和歌山局 1982.7.8付消印  和歌山南局 昭和63.3.31付消印(競馬廃止日) 和歌山中央局 昭和63.4.2付消印
       麻布局 昭和51.6.18付到着印
   地全協接受印 昭和57.7.10  地全協接受印 昭和63.4.2           地全協接受印 昭和63.4.4
                                     


                                和歌山市 第1種定形封筒

                     
  和歌山局 1973.11.13付メータースタンプ  和歌山局 1976.6.12付消印  和歌山南局 昭和54.10.30付消印    和歌山局 1983.6.7付消印
        麻布局 昭和48.11.14付到着印
                                    地全協接受印 昭和58.6.9
                            

                              
                               和歌山南局 昭和54.6.8付消印
                                        麻布局 昭和57.6.9付到着印

    


                                              紀三井寺競馬場

                   
     
                     戦後の紀三井寺競馬場の周辺図                    昭和41年完成のスタンド

                         

                    (地方競馬全国協会昭和49年刊行の「地方競馬史」及び「地方競馬場航空写真集」(昭和55年)から複写)




                                  昭和13年頃 帝国馬匹協会作成「全国地方競馬場写真帖」
                      
                         戦後の紀三井寺競馬場は戦前と同じ地域ではあったが、ゼロからの再建であった。昭和14年閉鎖後農地として使用された
                        経緯から戦後の農地解放の問題がからみ用地確保に苦しんだ。戦前と戦後の配置図を対比すると紀勢本線の位置からその
                        違いがわかる。


                                  
                                  配置図 ( 走路 1000m)                                       


                   
                         入場門                                   投票所


                    
                           スタンド                                 走路


                                   
                                                  全景