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第50回日本ダービー記念 第100回天皇賞 中央競馬50周年記念
特殊通信日付印など
記念切手発行の際には特殊通信日付印(通称:特印)などが使用されます。昭和24年の競馬法25周年記念切手のときの
特印使用局は14でした。その後ダービー、天皇賞での使用局は増え、中央競馬50周年では125局となりました。
ダービー、天皇賞での郵便による押印依頼受付は武蔵府中郵便局に限られていましたが、あえてお願いしたところ一、二の郵便局
を除いて応じていただき収集することができました。中央競馬50周年は125局と増え、しかも特印も手押しと押印機用と2種類
使用するところもあって収集を断念しました。
記念切手発行時の郵政省報道資料に基づいて使用された郵便局名を掲載いたします。
競馬法25周年記念
特殊通信日付印
特殊通信日付印 使用局 札幌中央、仙台中央、東京中央、横浜中央、長野中央、名古屋中央、金沢中央、
大阪中央、京都中央、神戸中央、広島中央、松山中央、熊本中央、武蔵府中
参照 使用局印影
第50回日本ダービー記念
特殊通信日付印
和文ハト印 和文ハト印 欧文ハト印
(注) 昭和40年郵政省告示第429号の形式(1)(2)(3)及び(7)について未確認ですが、
上掲ほか機械ハト印が使用されたと思われます。
特殊通信日付印 使用局 昭和43年郵政省告示第601号による使用局及び武蔵府中郵便局 参照 使用局印影
初日用通信日付印 使用局
昭和40年郵政省告示第429号の形式(1)(3)及び(7)の初日印
札幌中央、仙台中央、東京中央、横浜中央、千葉中央、長野中央、新潟中央、名古屋中央、岐阜中央、金沢中央、大阪中央、
京都中央、神戸中央、広島中央、岡山中央、松山中央、熊本中央、福岡中央、長崎中央、鹿児島中央、那覇中央
昭和40年郵政省告示第429号の形式(1)(2)及び(7)の初日印
旭川、釧路、函館、青森、盛岡、秋田、山形、福島、水戸、宇都宮、前橋、浦和、神田、日本橋、京橋、下谷、新宿、渋谷、芝、
甲府、静岡、富山、福井、津、大津、奈良、大阪東、和歌山、鳥取、松江、山口、徳島、高松、高知、大分、佐賀、宮崎
昭和40年郵政省告示第429号の形式(1)及び(2)の初日印
武蔵府中
第100回天皇賞競走記念
報道資料には次のとおり書いてあるだけで初日通信日付印に至っては「定例使用局」とあるだけの
不親切なものです。その後の民営化もこれでは当然かなと思います。
特殊通信日付印
和文ハト印 欧文ハト印 機械ハト印
特殊通信日付印 使用局 昭和61年郵政省告示第587号の二の3による使用局及び武蔵府中郵便局 参照 使用局印影
初日用通信日付印 使用局 初日用通信日付印定例使用局及び武蔵府中郵便局
中央競馬50周年記念
中央競馬50周年記念切手発行時の特殊通信日付印などが使用された郵便局の数は125、
しかも下記のとおり特印の手押し、押印機用、ハト印3種も併用され、それぞれをすべての局
について収集しようとすると計256にもなります。そのあまりの多さに収集意欲が失せました。
特殊通信日付印(手押し用) 特殊通信通信日付印(記念押印機用)
和文ハト印 欧文ハト印 機械ハト印
1.特殊通信日付印(手押し用)、特殊通信通信日付印(記念押印機用)、和文ハト印、機械ハト印の4種を使用した郵便局
札幌中央、仙台中央、東京中央、横浜中央、長野中央、名古屋中央、大阪中央、岡山中央、福岡中央 計 9郵便局
2. 特殊通信日付印(手押し用)、和文ハト印、 欧文ハト印の3種を使用した郵便局
旭川中央、函館中央、釧路中央、青森中央、盛岡中央、秋田中央、山形中央、福島中央、水戸中央、宇都宮中央、
前橋中央、さいたま中央、甲府中央、神田、日本橋、京橋、芝、上野、渋谷、新宿、富山中央、福井中央、静岡中央、
津中央、大津中央、大阪東、奈良中央、和歌山中央、鳥取中央、松江中央、広島東、福山、山口中央、徳島中央、
高松中央、高知中央、北九州中央、佐賀中央、大分中央、宮崎中央 計 40郵便局
3. 特殊通信日付印(手押し用)、和文ハト印、機械ハト印の3種を使用した郵便局
千葉中央、新潟中央、金沢中央、岐阜中央、京都中央、神戸中央、広島中央、松山中央、長崎中央、熊本中央、
鹿児島中央、那覇中央 計 12郵便局
4. 特殊通信日付印(手押し用)の1種を使用した郵便局
札幌大通、札幌西、豊平、岩見沢、函館東、留萌、小樽、室蘭、東室蘭、浦河、帯広、根室、北見、千歳、仙台南、
仙台東、郡山、日光、高崎、横浜中、横浜港、川崎中央、日本郵政公社内、麹町、目黒、世田谷、中野、豊島、
武蔵野、立川、八王子、新潟中、松本、高岡、金沢南、小松、浜松、名古屋中、名古屋東、千種、豊橋、中京(京都)、
堺、長田、灘、尼崎、姫路、倉敷、広島西、呉、下関、松山西、新居浜、博多、早良、博多南、大牟田、長崎北、
熊本東、都城、鹿児島東、那覇東、宮古、八重山 計 64郵便局
合計 125郵便局
近代競馬150周年記念
近代競馬150周年記念切手発行時の特殊通信日付印などが使用された郵便局の使用局名および数は中央競馬50周年と
同じ合計125郵便局です。ただし、上記4のうち「日本郵政公社内」が「千代田霞が関」と局名が変わっています。
(郵便局個々の使用特印、ハト印については省略)
なお、特印およびハト印について、中央競馬50周年のときにはなかった「年活字に下線が入るもの」と「年活字に下線が入らない
もの」が使用されました。この「下線入り」は平成19年10月1日の郵便局(株)と郵便事業(株)発足に伴い、郵便局が二つの系列に
分かれたことに伴い登場したようですが、個人的感想 「くだらない、不要」。平成24年10月1日再度、日本郵便(株)に統合された
のですからなおさらです。
年活字に下線入り (旧郵便局(株)系列局 使用) 年活字に下線なし (旧郵便事業(株)系列局 使用)