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日本の郵趣の中の競馬
（６） 広告印
正式には「広告入日付印」といいます。昭和２５年（1950）から２７年にかけて使われました。競馬の広告印はこの４種類しかあり
ません。ギャンブル関係ではボート、オートレースはなく、競輪だけなぜか多く、１００回以上使われています。使用期間は１週間
単位、最高３週間を限度として広告料金は郵便局の規模により違っていましたが、川崎郵便局などこれらの４局は２〜４千円だったと
推測されます。現在のはがきとの料金比（２円と６３円）は約３０倍、単純計算すると広告料金は６万円〜１２万円となります。
これらの４郵便局でのそれぞれの使用開始日は、少なくとも広告目的の競馬開催初日より前であるはずですが、わかりません。
また使用期間も最高３週間ですが、それぞれの実際の使用期間もわかりません。
川崎競馬
川崎郵便局ほか 競馬開催期間 昭和２５．８．１1 〜. １７
川崎郵便局のほか神奈川県下の複数の郵便局で使用されたが具体的な数、局名不詳。
消印 ： 川崎郵便局 昭和２５．８．１４
消印 ： 横浜磯子郵便局 昭和２５．８．１４ ？ 消印 ： 横浜神奈川郵便局 日付判読不能
船橋競馬
船橋郵便局 競馬開催期間 昭和２５．８．２１ 〜 ２７
消印 ： 船橋郵便局 昭和２５．８．２１
消印 ： 船橋郵便局 昭和２５．８．２５ 裏面
水沢競馬
水沢郵便局 競馬開催期間 昭和２５．９．１６ 〜 １９
消印 ： 水沢郵便局 昭和２５．９．１６
消印 ： 水沢郵便局 昭和２５．９．１２ 裏面 （裏返しとなった消印の汚れ）
消印 ： 水沢郵便局 昭和２５．９．８？ 裏面 （台風見舞い）
消印の日付がはきりしないが、文面から９月３〜４日に四国、近畿地方を襲った約４００名の犠牲者をだしたジエーン台風の
お見舞いであると思われることから、消印の日付は９月８日と推定。
浦和競馬
浦和郵便局 競馬開催期間 昭和２６．１．９ 〜 １５
消印 ： 浦和郵便局 昭和２６．１．２
消印 ： 浦和郵便局 昭和２６．１．３ 消印 ： 浦和郵便局 昭和２６．１．５
消印 ： 浦和郵便局 昭和２６．１．７ 消印 ： 浦和郵便局 昭和２６．１．８
